2009年11月02日

「若冲ワンダーランド」ミホミュージアム

大好きな江戸時代の画家、伊藤若冲展の新聞広告を見て大喜びでその美術館の名前を見るとMIHO MUSIAMU とある。滋賀県に住んでいたことはなかったが滋賀県の高校に通っていたのに覚えがない名前。
父と母に広告を見せると、「行ったことがある」とのこと。父と母がその時のことを思い出すにつれ妙な笑い声をたてるから何ぞ?と思ったら、「ここ宗教団体なんよ」。いつぞや何も知らずにある展覧会を見に行ったら、山の奥深く、(有名な外国人建築家による)大規模な美術館、エントランスから見える不思議なモニュメント(宗教施設)、あれは何か?と案内の人に尋ねて説明を聞くうちに母は「信者ぽい・・・」と気付いたらしい。
何だそれ!めっちゃ面白そうwwエジプトの物とかを展示していると聞いて思い出した。滋賀県のガイドブックの巻頭カラーにこの美術館が載っていたのだ。滋賀県に何でエジプト?市の行政のトチ狂ったハコモノかと思って興味を持てなくて読み飛ばしていたのでした。改めて見ると記事の何処にも宗教のことは載ってない。でも館内の売店にはハッキリその団体の本があるし、宗教と見てわかるビデオが流されてるらしい。ネットで検索したら公然と名前が出てくる。
・・・財力にものを言わせて山を買ってそこに、教祖?指導者?が集めた宝物を常備展示する美術館を建ててるなんて、乱歩「パノラマ島」ドラマ「トリック」みたいなシュールな楽しさだww二重の意味で楽しみになって次の日早速行きました。

石山駅からバスで一時間。直通バスは結構混んでいる。一時間立ったまま山道はキツイなーと思っていたら30分ほど走らせたところで臨時のバスがあり、立っている乗客を移らせてくれた。山道を一時間。紅葉してたらもっとキレイだったろう。ちょっとした旅行気分が味わえる。美術館に到着。食品は全てオーガニックというのレストランが混雑していた。受付も店員も警備員も信者だろう。滋賀県に越してきて間もないですが素朴な疑問。来ているお客さんはこの辺の人も多いんだろうと思うんだが・・・ここのことをどう思ってるんだろう?近代的な、デザイン性のある大きなトンネルをくぐって5分ほど歩くと薄暗いトンネル出口に縁取られた自然が段々現れてくるのが感じられるようになっている。山の上の別世界といった感じで宗教云々はさておき美術館の建物も周りの自然も居心地がいい。それにしても金持ってんな〜


「若冲ワンダーランド展」

最近見つかった若冲の絵で誤魔化し程度なんかなーと思ったら、数年前巡回していた若冲展でも見れなかった作品の多くが見れて感激した。以前の展覧会でも「実物は見れないのか〜」とガッカリだった鳥獣花木図屏風の実物が!!・・・よく借りれたな!金持ってんなオイ!(2回目)
嬉しくて鳥肌立ったww見れば見るほど、楽しくて幸せな気分になってくる動植物の楽園。若冲は超精密な動植物を描いていたが、その目は細胞まで見渡し、動植物を一体レベルに感じ、それを表現しようとしたんじゃなかろうか。
時代感覚を吹き飛ばす創作の発芽が沸きあがった瞬間を思うと鳥肌が立つ。
見ているとこっちもニヨニヨしてくる若冲の描く童子や布袋の顔を見てると若冲はとても優しい人だったに違いないと思える。だから鳥獣花木図に弾むような至福感を感じるのかもしれないと思う。
最近北の方で見つかったという像と鯨の図。陸の一番大きな生き物と海の一番大きな生き物を両極に描いちゃった(なんか若冲の絵てやってやった感があるw)構図がもうカッコイイwwそして像が若冲らしく夢の中の生き物みたいで、しかもなんとなくエロス。もしかして若冲男色の人だったんじゃないかと思。なんとなく。

若冲展を見た後、エジプトとか中近東の宝物の展示室は疲れたのと若冲展を見た後の感動を損ないたくなかったのと、疲れたのとで斜め見。かなり見ごたえがあるのだが次回にしよう。売店で過去の展覧会の図録を見たら蕪村とか、いい展覧会をやっていたみたい。金持っ(3回目略)

(写真上 レストランから美術館に至るトンネル。帰りは無料の電気自動車に乗ってみた。
写真下。買ったグッズいろいろ。鳥獣花木図のルービックキューブは以前行った若冲展で買ったもの。一度崩したら二度と戻せなくなった)
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posted by イワタヨシコ at 14:30| Comment(0) | オタク的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

近江日野商人資料館

東京に居た時に友人と一緒に行った「印刷博物館」。時代と共に変る印字や商業デザイン等を見知ることが出来、レトロデザインが好きな友人と私は大変楽しめた博物館だったのですが、売店に売られていたポストカードの中に「引札」はありました。パッと目を引かれる錦絵のように華やかな、明治大正時代の洋装の人物や昔物語上の人物や、縁起物の図柄。単なる宣伝用にしても見てるだけで楽しいものでした。

その引札発祥発展の地、近江日野の資料館で引札を展示しているのを新聞で知って行ってきました。彦根から近江鉄道で一時間ほど。近江鉄道は初めて乗ったのですが、父と一緒でなかったら途方にくれそうな程、田園風景が延々と続くローカル線。どの駅も昔の看板がそのまま平気で残ってるような、古い駅舎、途中フジテック専用車両とか、みつにゃんとしまさこにゃんのキャラ電とかも見れたりして鉄オタでなくてもローカル線が好きなら楽しめます。

日野駅からバスで5分程のところ、昔そのままの屋敷の並びに「近江日野資料館」はあります。道が妙に曲がっていて、一本道なので先を眺めるとぐにゃっと眩暈をおこした気分になる。敵からの進入を防ぐためなんだそうな。資料館の案内の方が丁寧に日野商人のことや歴史を説明してくれたので面白かった。日野商人が近畿であまり目立った扱いをされてないのは、日野商人の活動の地が関東だったからという話とか日野商人の宿場は今どうなっているかを日野の方が捜しに行った話しなんかが面白かった。
一番目的の引札の展示は残念ながらほとんど別の所有者が保管しているものの写真を撮らせてもらったものだそうで、その撮影も禁止で、資料本もなかった。一冊にまとめて引札見本帳みたいな写真集とか作って欲しいな〜とぼやいてたら父が「そんなに需要がないだろ」とおっしゃった(-_-;)そうかな〜こういうの好きなオタ(オタでなくても)いっぱいいると思うんだが・・・。いろいろ無理なのかな。それでも父は引札をわりかし楽しんで見ていたので良かった。

資料館を後にして観光ガイドに添って歩いたが古い街並み意外・・・な、何も無い。無いというのはお店がない。町はほとんど住民も見かげずひっそりしている。お昼ごはんを持って来なかったので困った父と私は「感応館」という観光協会まで歩いて、そこでお茶と迷わず丁稚羊羹を選んで買って食べた。久々に食べた。・・・やはり美味しw

(写真左上から、資料館、道の曲がった街並み、「さじき窓」、以前東京印刷博物館で購入した引札のポストカード、シール)
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posted by イワタヨシコ at 14:21| Comment(0) | オタク的生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする